近年のクレジットカードには、ICチップが内蔵されたカードが多くあります。
まず、ICチップですが、そもそもICチップとは何なのでしょう。ICチップとは、電波を使いチップ内部のコードを認識します。
ICチップとリーダーは非接触でやりとりをします。
特徴は 、偽装が難しいのが特徴で、偽造防止や本人認証に役立っています。
まさに新世代のカードとして主流になりつつあり、ICチップ内蔵クレジットカードは、本人確認に暗証番号を利用します。海外や国内の一部(拡大中)ではICチップ内蔵クレジットカード対応端末設置加盟店があり、サインのかわりに暗証番号入力だけでスムーズで安全にご利用いただけます。
反面、特に海外では、暗証番号を忘れると、クレジットカードを利用できないので、注意も必要です。
2008年現在、VISA提携カードやJCB提携カードではほとんどICチップ内蔵カードになりつつあります。以前に作ったICチップなしのクレジットカードの場合も切り替え順に順次ICチップ内蔵カードが送られてきています。
クレジットカードのセキュリティ部分では、ICチップは非接触型ですが、ICチップにも種類があり、非接触型ICチップと接触型ICチップがあります。
というのも、クレジットカードに内蔵されるICチップには、セキュリティに関する部分だけでなく、電子マネーの機能も内蔵されたカードもあります。
接触型、非接触型というのは、クレジットカードに内蔵される電子マネー機能に関する部分。両方のICチップを内蔵したカードをハイブリッドカードという場合もあります。
(ハイブリッドカードにはソニーのクアドラパスカードなどがあります。)
ICチップ内蔵カードと従来の磁気カードを比較すると、セキュリティの部分で若干の差があります。
しかし、同時に内蔵される電子マネー等の機能を抜かせば、機能的に決定的な違いがあるわけでもなく、従来の磁気カードを利用しているカード発行会社もあります。
今まで磁気カードで使ってきているのなら、焦って磁気カードからICチップ内蔵カードに換えなければという必要はありません。
磁気カードを利用していて、いざといった際には、ほとんどのクレジットカードにはカード紛失・盗難保険がついていますので、まずは保証を確認してみるといいでしょう。
クレジットカードよりも早く、ICチップをカードに内蔵していたものもあります。人気電子マネーEdyやフェリカ。これらがICチップ内蔵カードの元祖です。また2006年頃からは、携帯電話にもICチップ内蔵のEdy機能が付いて、おさいふケータイなどと呼ばれています。
この点から考えても、クレジットカードのセキュリティは、従来の磁気カードでも、十分守られていると言えそうです。
ICカードには、VISA touch(ビザタッチ)と呼ばれるものやsmart_plus(スマートプラス)と呼ばれる機能が付いたクレジットカードもあります。詳細はリンク先で解説しています。